2012年1月
拝啓
新年あけましておめでとうございます。
昨年は、未曽有の国難とも言うべき東日本大震災の影響により、日本全体が危機に直面するとともに、震災以降は不安定な社会経済情勢が続いた一年でありましたが、震災後初めて迎える新しい年が、皆様にとりまして明るく希望に満ちた一年となりますことを心からお祈り申し上げます。
早速ですが、民主党野田政権により今後増税が予想される税目の内、消費税と相続税について紹介させて頂きます。
【消 費 税】
社会保障と税の一体改革両調査会の合同総会により、消費税率を2段階で引き上げる消費税増税案が了承され、3月の消費税増税関連法案の国会提出を目指しています。
2014年 4月 5% ⇒ 8%
2015年10月 8% ⇒ 10%
【相 続 税】
平成23年度の震災やねじれ国会等の影響により先送りされている改正案であり、今後実施されるかどうかは不透明な状況ではありますが、相続税は今後課税が強化される方向性にあります。
≪基礎控除額≫
5,000万+1,000万×法定相続人⇒3,000万+600万×法定相続人
≪死亡保険金に係る非課税限度の対象者≫
500万×法定相続人⇒500万×被相続人と生計を一にしていた者
≪相続税の税率構造≫
最高税率(税率の区分) 50%(6区分) ⇒ 55%(8区分)
上記改正案につきましては、進展がありましたら随時お知らせ致します。
敬具
東京都墨田区錦糸3丁目2番1号
アルカイースト5階
大西会計事務所
TEL03(3626)2035
FAX03(3621)3843
作成者 立石大輔